看護師が眼科に転職するメリットと注意点

一口に看護師の仕事と言っても、勤務する部署によって求められる資質や仕事内容は大きく異なります。いくつかある看護師の勤務地の中でも、比較的人気が高いのが眼科です。他の診療科から眼科に転職する人が多い理由の一つに働きやすさがあります。眼科における看護師の役割は主に専門医の補助や視力を始めとした検査などです。点滴や採血などを行うケースもありますが、内科や外科のように高度な医療知識や技術を持っていない人でも働くことができます。肉体的負担が軽減されることで無理のない形で仕事を続けて行けるのがメリットです。
看護師の仕事というと日勤と夜勤のシフト勤務をイメージされがちですが、個人診療の眼科などは原則日中の営業に限られているので夜勤を行いません。個人診療であれば週末が休みとなることも多いので子供の学校行事にも参加しやすく、育児との両立が図りやすいというメリットもあります。ただし、総合病院のように検診以外に手術も行う所では夜勤が行われることもあるので事前の確認が必要です。

眼科での勤務はメリットだけでなくデメリットになる点もあります。勤務する病院によって多少の違いはありますが、他の診療科に比べて給料が低めで、転職によって減収することも少なくありません。また、看護師としての基本業務を行わないことで、看護スキルが低下してしまうこともあります。将来的に眼科から別の診療科に転職を考えている人は気を付けなくてはいけません。